ふと気づいたベテラン教師の共通点
小学校,中学,高校,大学,あとは自動車学校.
色々な学校に通い,いろいろな先生からいろいろな教えを受けてきました.
中には若々しい先生もいれば,逆に大ベテランの風格を放っている,そんな先生もいました.
若々しい先生にはいろいろな先生がいて,共通点を探るのも難しいんですが,
大ベテランと呼ばれる先生の授業をいろいろ見てみると,なんとなく共通点が見えてきました.
それは,授業中「同じ話を何回もする」ということ.
同じたとえ話を持ち出したり,同じエピソードを引っ張り出してきたり.
あとは,何か共通の「キャッチフレーズ」を持ち出すこともあります.
もしくは雑談にしても,何らかの鉄板ネタがあることが多いです.
単にその先生が歳でボケてたのではという声も聞こえてきそうですが
僕は割と合理的な理由があると思っています.
おそらく,ベテラン教師はベテランだから,
あることを伝えるときに最も効率的な言い回しは何か,経験的に知っているのです.
また,教師側にとっても新しいネタを探す必要がないから楽なんでしょう.
数理的に言えば,ある意味,最適化された言葉なんでしょうね.
個別指導なら,手を変え品を変え10通りで説明してみて,説明を模索するのが効果的でしょう.
その生徒にとってどの説明が最もなじみやすく分かりやすいのか,その個人差は大きいからです.
しかし,集団指導となると,きっと去年大ウケしたネタは,今年もそれなりにウケるんだと思います.
皆にそれなりに印象に残るような言葉を10回繰り返した方が効果的なんでしょう.
僕も以前は生徒に数学を教えるアルバイトをしていましたが,当時はそんなこと考えもせず.
もし今後ものを教える職種に就いたなら,少しは意識してみようかな,と思います.